WordPressで自作プラグインを開発していると、プラグイン一覧画面に「Settings」リンクを追加したくなることがありますよね。この記事では、WordPressのプラグイン一覧に「Settings（設定）」リンクを表示する具体的な方法について、コード例とあわせて解説します。
プラグイン開発初心者にもわかりやすく構成していますので、ぜひ参考にしてください。
プラグイン一覧に「Settings」リンクを表示する理由
WordPressの管理画面で有効化されたプラグインは、一覧ページで確認できます。
ですが、デフォルトでは「有効化」や「無効化」などの操作リンクしか表示されず、設定画面へ直行する導線がありません。
「Settings」リンクがあれば、ユーザーは迷わず設定画面にアクセスできます。
管理画面のユーザビリティを上げるためにも、開発者が意識して追加しておくべきポイントです。
表示させるためのコード
以下のコードを、プラグインのメインファイルに追加します。
// Settingsリンクをプラグイン一覧に追加
add_filter('plugin_action_links_' . plugin_basename(__FILE__), 'add_settings_link');
function add_settings_link($links) {
$settings_link = '<a href="options-general.php?page=simple_notion_database_sync">Settings</a>';
array_unshift($links, $settings_link);
return $links;
}解説
plugin_action_links_にplugin_basename(__FILE__)を加えることで、現在のプラグインにだけ影響を与えるようにします。array_unshift()により、追加したリンクを一番左に表示します。
リンク先のページは別途作成が必要
「Settings」リンクをクリックした際に表示される設定画面は、別途 add_options_page() などで定義しておく必要があります。
以下のように管理メニューに追加しましょう。
add_action('admin_menu', 'simple_notion_add_admin_menu');
function simple_notion_add_admin_menu() {
add_options_page(
'Notion Settings', // ページタイトル
'Simple Notion Settings', // メニュー表示名
'manage_options', // 必要な権限
'simple_notion_database_sync', // ページスラッグ
'simple_notion_settings_page' // 表示内容を出力する関数
);
}
設定ページの出力処理は以下のように簡単にできます。
function simple_notion_settings_page() {
echo '<h2>Notion連携設定</h2>';
echo '<p>ここでAPIキーなどの設定を行います。</p>';
}
実装結果の確認
プラグイン一覧に「Settings」リンクが表示され、クリックすると設定画面に遷移できるようになります。
まとめ
WordPressのプラグイン開発では、ユーザビリティを高めるための細かな工夫が重要です。「Settings」リンクの追加は小さな変更ですが、プラグインの使いやすさが大きく向上します。
あなたのプラグインを使うユーザーが迷わず設定できるよう、ぜひ今回のコードを取り入れてみてください。