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WordPressのボタンブロックに「コンバージョン計測」を設定するには?Googleタグマネージャー(GTM)、GA4、HTMLを使った3つの具体的な方法を、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。
WordPressのボタンに「コンバージョン」を設定する目的とは?
ボタンのクリックをコンバージョンとして計測することで、お問い合わせ数の把握や広告効果の検証が可能になります。Google広告やGA4と連携すれば、精度の高いマーケティング施策が展開できます。
方法①:Googleタグマネージャー(GTM)を使って設定する
前提条件
- WordPressにGTMがインストール済みであること
- 管理画面からボタンブロックに追加CSSクラスが設定できること
手順
- WordPressでボタンにクラスを追加
ブロック設定 →「高度な設定」→btn-contact
のようなクラス名を追加 - GTMでトリガーを作成
- トリガータイプ:「クリック – すべての要素」
- 条件例:Click Classes contains
btn-contact
- GTMでタグを設定
- Google広告用:
タグタイプ:Google広告のコンバージョントラッキング
→ コンバージョンID / ラベルを入力 - GA4用:
タグタイプ:GA4 イベント
→ イベント名:button_contact_click
など
- Google広告用:
- プレビューモードでテストし、公開
方法②:GA4で「サンクスページ遷移」をコンバージョンに設定する
おすすめのシチュエーション
- お問い合わせフォームが送信後に
/thanks
ページに遷移する場合
手順
- WordPressのボタンに
/thanks
へのリンクを設定 - GA4管理画面 →「イベント」→「新しいイベントを作成」
条件:page_location contains /thanks
- 作成したイベントを「コンバージョンにマーク」
メリット
- コード不要
- 初心者でも簡単に設定可能
方法③:HTMLに直接コンバージョンタグを埋め込む
例:カスタムHTMLブロックで設定
<a href="/thanks" class="wp-block-button__link" onclick="gtag('event', 'conversion', {'send_to': 'AW-XXXX/YYYY'});">
お問い合わせ
</a>
補足
AW-XXXX/YYYY
はGoogle広告のコンバージョンIDとラベルに置き換えてください- 手軽に実装したい方向けの方法です
どの方法を選ぶべきか?比較表
条件 | おすすめ方法 |
---|---|
ボタンクリックのみ計測したい | 方法①(GTM) |
サンクスページがある | 方法②(GA4イベント) |
HTML編集に慣れている | 方法③(HTML埋め込み) |
よくある質問(FAQ)
Q. GTMが未導入なのですが、使った方がいいですか?
A. 今後ボタン以外の複数イベントも管理したいなら、GTMの導入をおすすめします。コード編集なしで柔軟にタグ管理ができます。
Q. GA4とGoogle広告、両方に設定するべき?
A. 両方を連携しておくと、広告と解析の両面で精度が高まります。GTMを使えば一括で両方に対応可能です。
まとめ
WordPressの「ボタンブロック」にコンバージョン計測を設定することで、広告効果の最適化やユーザー行動の可視化が可能になります。ご紹介した3つの方法の中から、あなたの運用スタイルに合ったものを選んで、ぜひ活用してください。